頻度はそれほどでもないけど2022年6月に買った富士通FMV U9311/F、まあまあ使っている。
特にPythonを使った秘密の開発用にゴリゴリ使っている。
さていつもながらTwitterを眺めていたら聞き慣れないSSDメーカーがキャンペーンをやっているという。ソリダイム(SOLIDIGM)。韓国のメーカーなのかな?
見てみると2TBのNVMe SSDが14980円、それに加えて最近のi7/i5プラットフォームを搭載したpcを購入していれば12000ポイントほどのキャッシュバック?ポイントバックがあるらしい。
つい最近、息子が大学に合格したので学部の要求仕様どおりにi7搭載軽々ノートパソコンを22万払って購入したばかり。使えるな、と思いすぐにポチッと行った。
これがまた、後日見てみるとSSDの価格、28000円になってた。(P41Plus)
脳汁。
早速到着したので128GBしかない富士通FMV U9311/Fに載せ替えようと思う。
M.2ケースも2400円ほどでAmazonでポチっておいたのでクローンして差し替えることにする。
流石に128GBはキツキツだったしね。
本体はPCIe3.0対応らしいけど、SSDはPCIe4.0。
元がSATAらしいがNVMeにも対応している様子なのは確認済み。(もとのSAMSUNGもNVMeでした)
どれくらいのパフォーマンスアップになるのかも計測することにする。
ちょっとだけ、据え置きのhp 15eh-1000との換装とも迷ったが、まだ少しだけ保証があるのと、据え置きPCはそもそも外部HDDを10TB/8TB(手動ミラーリング)して使ってるし、すでに512GBのSSD搭載しているし容量アップしてもあんまり面白味がないんだよな。
ということで爆軽量FMVに入れてパワーアップすることにした。
まずはcrystal disk markで換装前ベンチを取っておく。こんなの使うの久しぶり。
既存SSD SAMSUNG MZVLQ128HBHQ-00007
それから、bitlocker暗号化がされていないことを確認する。SSDのクローンができないから。
そもそもhomeってbitlocker暗号化ないんじゃなかったっけ。
と思ってたらこれwin11proだった。
しっかりbitlocker暗号化かかっていたので外す。
Win11だと、設定→プライバシーとセキュリティ→デバイスの暗号化からBitLockerを無効にするをクリック。
それから外付けM.2ケースをUSB-C to USB-Cで接続して、クローニングを…
と思ったところで問題勃発。
2023年3月現在、無償でdisk to diskのクローニングを提供しているツールは少ない!
一昔前はeaseus todo backupなどがメジャーで俺2015年に5000円くらい払ってワークステーション版買ったのにもうダウンロードできなくて使えない。
acronis true imageもcrucialやwesterndegitalじゃないとタダでは使えない時代になってしまっていた。
悩みながら選んだのはかろうじて30日間無償版が使えるMacrium Reflect.
これとてダウンロードするためには名前住所電話番号の個人情報を差し出さねばならない。
もう俺の情報なんて相対的に価値がなくなってるからへいへいと差し出してダウンロード。
これを使ってクローニングを試みるのだが、詳細の手順を置いておく。
インストールはこちらのサイトを参考にさせていただいた。
画面ショット撮ってないので、ご参考まで。
まず、外付けケースにセットした新しいSSDを、PCにつなぎます。
この時、USB-C to USB-C ケーブルを使うのではなくUSB-C to USB-Aケーブルを使うとよいです。
私はCtoCケーブルを用いてハマりました。後述。
自動的には、エクスプローラ上から認識されないので、
Windows11であれば、スタート→設定→システム→ストレージ→ストレージの詳細設定→ディスクとボリューム から、認識されたSSDのプロパティをクリックして、GPTでフォーマットしておいてください。
これ意外とハマる箇所。
新しいSSDの準備ができたら、Macriumを起動して進めます。
1.インストール後Macrium Reflectを起動して「このディスクのクローンを作成」をクリックします。
2.「クローンを作成するディスクの選択。」をクリックします。
3.SSDが認識されていれば画像のような表示が出るので、アバウトに(このへんをクリック)の場所をクリックします。
4.ソースと格納先が決まったので「次へ」をクリックします。
5.スケジュールの画面はそのまま「次へ」をクリックします。
6.ここでいったん「戻る」をクリックします。
7.このままだとC:に割り当てられる容量が元のSSDと同じになってしまうので、右端の領域を使います。いったん4つ目のパーティションをクリックして、上の「右に」をクリックします。
8.右端に4つ目のパーティションが寄ったことを確認します。
9.次に、拡張するC:ドライブとなるパーティションをクリックして、「埋めます」をクリックします。
10.空き容量いっぱいに将来のC:ドライブが埋まったことを確認します。下線部分が1.86TBになっています。ここで「次へ」をクリックします。
11.この画面まで進んだら「終了」を押します。
12.バックアップ定義の名称を”私のクローン”のところに入力します。英数字が無難でしょう。「OK」を押します。
13.クローニングが開始されます。
14.「クローンが失敗しました エラー8 Read Failed 9 – Bad file Descripter」が表示されたらアウトです。
失敗すると最後のパーティションのみコピーが完了していない状態になります。
まず一発目はクローニング失敗のエラー8
最後のNTFSパーテションだけコケてコピーされていない。
仕方なく2回目をやったら、
ブルースクリーンエラー。
エラーコードは BUGCODE_USB3_DRIVER
そこからが難儀な状態に突入。
PC起動して外付けのM.2ケースをPCに接続するとずーっとd:がディスク使用率100%継続になり、エクスプローラーすら開かなくなる。
他のPCに接続してもダメ。
これは詰んだか…
と思ったが、ダメ元でケースに付属のケーブルをUSB-C to USB-Cから、 USB-A to USB-Cに変えてみた。
速度は遅くなるのだが、
ドライブを修復しますか?の画面が出た。
しますしますということでドライブの修復を試みて、そのままの接続で三度目のクローニングにトライ!
大した時間差なく今度はコンプリート!
ここまで非常に長かった…
次はシャットダウンして物理作業。
底面のネジ11箇所を外すと、裏蓋の噛み合わせとか全くなくするっと蓋が外れる。
バッテリーは外さずにそのまま、SSDのネジを1箇所外してソリダイムと付け替え。
Thinkpadの分解に比べれば小学生の工作レベルだよ…
一発起動してベンチマークを取得
<AFTER>SOLIDIGM SSDPFKNU020TZ
体感的にも速い速い。
<BEFORE>SAMSUNG MZVLQ128HBHQ-00007
書き込みが大幅アップしてる。
ネジは仮留めののち残りを締めて、無事core i3 4コア(8スレッド)/8GBメモリ/2TB/790gのモンスターモバイルPCが爆誕。
元々128GBのSSDで残り8GBくらいしか空いてなかったので快適そのもの。
実質2000円弱でこのパフォーマンスアップは大変にお得。
久しぶりのパソコンいじりでした。
Bitlockerをもとに戻しておくのをお忘れなく!