100名城#14 名胡桃城〜岩櫃城(群馬県)
100名城#14 名胡桃城〜岩櫃城(群馬県)
2024年5月18日。
3回目の城攻めで群馬県をコンプリートしに行く。
この日に備え名杖・諏訪原は更にパワーアップ。ニスを重ね塗りして、出雲大社の小鈴を装着。熊避けにもピッタリ。
4:06の出発。蓮田SAに5:02、いつものように朝メシを食べ出発。
7:02 波志江PA、7:59には名胡桃城に到着。
なんだかんだで4時間もかかるのか。
名胡桃城のスタンプ設置所は併設されている案内所でオープンは9:00。それまでに城内を一回りしておこう。
晴れた春の日、そんなに広さもなく山も険しくなく30分弱で回り切ってしまった。
開くまで手持ち無沙汰だが歩き回ったおかげで便意が…トイレは案内所施設内だし困ったなあ。
旅、特に車中泊の旅ではトイレ探しは重要なポイント。ただ、日本はそこそこ田舎であっても離島でなければ点々とコンビニがあるから助かる。
2kmほど車を走らせてセブンイレブンみなかみ上津店でトイレを借り、ホットコーヒーと、あと気温が高くなって来ていたのでハーゲンダッツアイスクリームでクールダウン。
ちょうど良い頃合いで9:00を迎えたのでスタンプget。群馬県は岩櫃城を残すだけとなった。
9:00ちょっと過ぎに出発して、途中前日行った沢渡温泉のある中之条町を通り、岩櫃山平沢登山口へ。10:03だから小一時間見ていればいいかな。
パワーアップした諏訪原とゴルフクラブを利用した杖を手に登山に参る。
岩櫃城は、岩櫃山の中腹、標高590mのところにある。ただ、岩櫃山は標高802m。山の頂上に本丸がか作られていないのは不思議だなと思うかもしれないが、それは頂上まで登れば分かる話だった。
登り始めるとなかなか険しい山だということに気づいた。もちろん、入り口には熊注意の看板があり予断は許さない。本丸まで平沢登山口から約30分。頂上までは4合目の看板。
ここで4合目なのか…
登り切れるかは不安であったが、出雲大社の小鈴まで装備した諏訪原がある、そう思うと不思議と足が頂上目指して動くのである。
山頂まで0.9km、
0.7km(6合目)、
8合目、9合目、、
9合目の看板の時点で11:03。
登り始めて1時間弱が経過している。
そしてついに頂上が見えた…!と思って記念撮影をしたら、、
そこにはちょっとした絶望の風景が。
頂上と思った見晴らしの良い場所から下りの岩に沿ったクサリ場、そして再び登りの道と真の頂上への険しいクサリ場。
あと20mほどの距離なんだけど、これ登れるのか…?と躊躇するレベルの険しさ。
なんとか最初の下りは諏訪原とゴルフクラブ杖を持って降りられたものの、頂上へのクサリ場は杖ありだと逆に危険に見える。
杖を立てかけて置いて、最後のクサリ場を登る。
クサリに身を任せると身体が振られて危険なのでしっかりと足をつき、腕力でクサリを握り登ること数分。
802mの頂上に到達。
き岩櫃山はいその名の通り岩が多い山で山頂の部分も、岩。
直径3mぐらいだろうか、頂上はかなり狭い。
見下ろすと晴れ渡った空の下、絶景がのぞく。
登山は、山登りはこんなに気分のいいものなのか…
努力が報われないことは世の常として理解ができる年齢になった。
上手くいかない時は何をしたって上手くいかないもんだ、と。
それにかけた努力が報われないことを散々経験してきた。
だが山は、
一歩一歩登った結果を頂上からの素晴らしい景色で返してくれる。
そりゃあ、天気が悪ければそういうこともないかもしれない。
だが、頂上まで登り切った達成感、努力が報われた気持ちというのは何ものにも変え難いな、そう思った。
ま、同時に今来た道を無事帰り着かないといけないのか…という思いも去来する。
登りが困難な箇所はそこそこあったと思う。また、下りも気をつけないと最悪滑落という結果も待っている。
100〜200m級の山でも危険は一緒ということを一宮城で学んだ。心して降りねば…
と言いつつもやはり登りより下りの方が楽な部分はある。重力に逆らって登る時に使う筋肉と、重力がサポートしてくれる下りの場面の筋肉とでは絶対的に違うのだろう。
下りの難所もところどころ諏訪原に身を委ねて下り切った。12:07。
往復2時間弱の登山だった。
そこからお昼を食べるべく、登利平の原町店へ。
本年4度目?となる登利平ではこれも美味いよと勧められたソースカツ弁当を頼む。
竹弁当は晩ご飯用。
車中でわっしわっしと食べるがかなりのボリューム。少し残してしまった。
が、ここで持病の尿閉。昨晩からあまり調子が良くないのに群馬まで来てしまったが、導尿セットがあるので出先でも安心。
この時はどうも1週間前に飲みすぎた時の導尿時にバイ菌が入っていたようで(通常、膀胱には菌が入らないのだが異物を挿入する時にキチンと消毒殺菌できていないと入ってしまい炎症を引き起こすのだ)、常にトイレに行きたくなる感覚に襲われるという車の長旅にはキツイ状況。
14:00には群馬県原町を出て、なんとか16:09には自宅に到着。412.9kmの旅程。
本当は帰りに八王子城寄りたかったが、この時も寄っていたら大変なことになっていた。
八王子城は時間と体調を選んでくれていた…
100名城 28 残り 72
続100名城 28 残り 72
了
最近のコメント