仮想PCサーバーをつくる#4(RocketRAID 2720 on ESXi 4.1!)


ついに、苦心惨憺 RocketRAID 2720をVMwareESXi 4.1にて認識させることができました。

たくさんの先人に感謝。

まず、
こちらのブログの方。
http://d.hatena.ne.jp/kugutsu/20110702
たぶん、この記述がなければ最後たどり着くことはできなかったでしょう。

そして、やっぱりたよりになる公式help
http://www.vm-help.com/esx40i/customize_oem_tgz.php#Example
英語ですけんど、ページの最後に書いているUSBメモリからの認識方法は、そのままの手順で、最後に上記Blogの手順を加えると完璧。

さて、試行錯誤の中たどり着いたその方法とは。

環境

マザー ASUS P8Z68V-PRO
CPU IntelCore i7-2600K@3.4GHz(定格)
メモリ SiliconPowerDDR3-1333 4G*4
HighPoint RocketRAID 2720
Disk HITACHI GST 0S02601 1TB SATA2 32MB 7200rpm *3

まず、Vmwareダウンロードとかは割愛。
WinImageやDDforWindowsを使う部分も割愛。これはGoogleると出てくる。
imagedd.bz2を解凍してimageddにインテル82579V用のoem.tgzをかぶせるところも割愛。いっぱい事例がある。
重要なのは、
Vmware公式ヘルプから、
RocketRAID27XXの入ったoem.tgzをダウンロードする。
http://www.vm-help.com/forum/viewtopic.php?f=12&t=2555
こちらのエントリの、Thu Jul 21,2011 4:10pm p.h.さんの投稿に添付してあるoem.tgz(166.83KiB)。
これをダウンロードする。7zipなんかで解凍しておくこと。

いったん、intel 82579V(NIC)が認識されたイメージ(imagedd)を取っておき、ここにRocketRAID27xxのドライバ
rr272x_1x.oをinjectします。
oem.tgzと同じ階層で構わない。

Inject_3 

どーしても、作業用PC上でoem.tgzにrr272x_1x.oを組み込むと紫画面でvmwareESXiが起動を停止してしまう。
それを回避するためのおまじない。

さてIntelNICを認識し、かつドライバだけがコピーされたimageddファイルを今一度USBメモリに焼きこみます。
DDforWindowsがオススメ。

それを使ってESXiをブートします。
ここから、公式ヘルプのページ(http://www.vm-help.com/esx40i/customize_oem_tgz.php#Example)の最下段
If you have an existing oem.tgz file that you want to edit, you can follow these steps.
に書いているとおり、ESXiマシンのALT+F1で入れるコンソールで作業をする。
このときに、/bootbank に存在する、rr272x_1x.oドライバを、/tmp/oem/etc/vmware/vmkmodの下にコピーしておくこと。
simple.mapは、自分の環境下では1103:2720 1103:0000 rr272x_1x.o
の一行を追加。調べ方は、ALT+F1で入れるコンソールから、lspci -v|more とやってHighpoint RocketRAID2720を探す。
hwinfo -p|grep 000:002:00.0    <—この数字はlspciコマンドの出力結果から拾う。

そして、pci.ids には、1103 Highpointのところに、
2720 RocketRAID 2720 SAS/SATA Controller
とか適当に入れておく。
viで編集・保存し終わったら(個人的にはZZで終わるのが好き)
公式ページの’Make your changes’の後の段の作業を行う。
8)のところは、 tar -cvzf oem.tgz etc lib sbin usr var
とでもやっとけば大丈夫。
んで、9)のコマンドをはたくんだけどこれだとうまくいかない。なぜかリブートするとsimple.mapが古いので上書きされる。
で、最初に書いたブログの方がやっている手順
出来上がったoem.tgzを、
cp oem.tgz /vmfs/volumes/Hypervisor2/oem.tgz
としてコピーしてやる。
そしてreboot。
立ち上がりの黄色い画面で、rr272x_1x.oを読み込んでいる様が表示されたらグッと来ていい。
vsphereクライアントから見えた時の達成感たるや、priceless。
Kitarr27xx

皆様の検討を祈る。

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

thirteen + eighteen =