百名山#29 地獄トラヴァース 焼岳(北峰・南峰)


順番は前後するが。

写真詳細はYAMAP参照のこと(https://yamap.com/activities/47397199

3月のはじめに、焼岳が噴火レベルの引き下げがされレベル1になった。
有名なところでいえば草津白根山は登れないし、浅間山も前掛山しか登れない。

そう、火山の百名山は登れるときに登っておかないと。(富士山もそう)

ということで3月から行くタイミングを今か今かと探っていた焼岳、4/10に冬季閉鎖道路が開通することもあり、4/11に前のりして車中泊して4/12に登頂してきた。

土曜は相変わらず起きれない。今週は誕生日ウィークでもあり52歳になったわけだが、
週次のルーチンである水泳2㎞は尿意と殿筋攣りに負けて1マイルどまり。
おまけに年度初ということもあり5連勤。
在宅勤務挟みたいけどいろいろと対面の打ち合わせもあるし。。。。

と、必然起きれない、土曜日。9時くらいまで寝てる。
山に登るなら場所にもよるけど1時とか3時起きで中央道ぶっ飛ばして移動でしょ、、、
仕方なしに13時くらいによっこら正一と出かけ、目指すは松本インター、降りて40㎞くらいの場所。
そう、ついに焼岳に登るのである。
土曜は天気が悪く、日曜は快晴だが北西の風が吹く、山ガールに教えてもらいターゲットは日曜にした。
中央道原を通過が15:49、
松本インターを降りたのは何時だったんだろう。
16:50にはお土産屋のこばやし(松本市波田)でおやきを買って地ビールを買っている。

この道中に地元スーパーがなく、アメリカ屋薬局くらいなのかな。寄れるとすれば。
あとはこのお土産屋こばやし。なかなか趣があって良いお店だった。
道の駅風穴の里はもう17時を過ぎて閉まっていた。
17:40に中の湯温泉のその先の新中の湯温泉登山口に取り付いた。

スーパーに寄れなかったのでお土産物やこばやしの前にあるセブンイレブンでお惣菜を買って、車中泊で翌朝4時起きの目覚ましをかける。

2026年4月12日。
目覚まし前に起きて活動開始。お湯を沸かしてサーモスと、朝のコーヒーに。
いつものナッツ、パン、コーヒー、納豆で仕上げて支度。
4時前に起きたけど出かける時はもうあたりが明るかった。
何度か、小用で起きた際には星空がきれいに見えた。
この駐車場、そもそも前穂高岳がどーんと目前に迫る絶景である。

出立は4:55。
ちょうど、中の湯温泉の送迎バンが駐車場についた頃合いだった。
(それに気づくのは頂上に到達してからのこと)

ヘッドライトを照らして一番乗りで登頂開始。
すでに登山口の入り口は厚い雪で覆われていたので、左手にアイゼンの袋を持っていつ履こうかと考えていたが、たいして雪のないエリアもあり、1750mくらいでようやくアイゼンを履いた。

登りは、若干急登な箇所はあれど、朝早いので気温も低く踏み抜きもほとんどない。
広く開けた場所に到達すると、南峰と北峰とみられる山が出現する。

前日のトレースを追うと、どうも南峰にはたどり着けなさそう。
気温が上がるとズブズブの雪になることはわかっていたので、南峰を先に登りたい。
若干引き返すことになるが南峰行きのトレースを探って、ルートを探索する。

が、本日一番手の自分、道がわかりません。
やむなく途中で本線に戻るべく、自身初となるトレースなしの自らトラヴァースすることに。
が、こんな急な斜面をトラヴァースするんかいっていうくらい急。
かつ、雪がじゃりじゃりになってる箇所もあり、アイゼンが刺さりにくい。



多分実質3~400mだと思うけど俺には1㎞くらいに感じたトラヴァースを刻んで、滑落することもなく本線に戻れた。

先頭で入山したもののこの南峰へのロスが効いて先達は女性3人パーティに。
(音量注意)

頂上でお写真撮ってもらい、お話したところ5時に出てこられたということで、中の湯温泉に宿泊されていたのだろうと。

天気が良く、四方見晴らしがよいので最高。火山の水蒸気もくもくも間近で観れて満足。

下山、南峰どうしようかな、あのきっついトラヴァースをもう一度やるの?と半ば諦め加減だったんだけど、
先行する女性3名パーティが、俺が刻んだトラヴァースをゆうゆうと渡って行ってる!!

すごいなあ。

かなりの斜面でズルっと行ったら30-40mは滑落しちゃうトラヴァース。

それを悠々と渡り切っちゃう3人組。
俺も負けてはおられぬと、自分の作った道を再度南峰への道として利用させてもらう。
南峰への登りは険しかった。
雪は途切れて藪漕ぎぽくもなり、アイゼンが邪魔をする。
それでもどうにかこうにか南峰と思しき、北峰から見えていた立ち入り禁止ゾーンの反対側から北峰が見える位置まで進む。
しかしそこは頂ではなかった。
引き返し、焼岳南峰*冬季限定*の看板を撮影。


2等三角点があるはずだが見つけられなかった。
南峰の頂上着は9:56。
実に5時間を有したことになる。
北峰の方は水蒸気が出る噴火口が程近く、また最後の登りの岩場では硫黄臭のする火山ガスっぽいのが噴出していたので昼飯を食える雰囲気ではなく、南峰の頂上から数mほど北に移動した岩陰でカップラーメンとコーヒーを啜る。

地獄のようなトラヴァースを反芻しながら、あとは無事下山するのみと言い聞かせる。
幸い体力は無尽蔵なので脚も疲れはしているが降りられない程疲れてはいない。
あとは、磐梯山で何度も味わった下りの時の滑落。
だが、幸いにそれほど急な坂はない。もうトラヴァースはしなくていいはずだ。
南峰からの下山道は半分藪のようなもので雪もなくアイゼンで降りにくかった。途中左足のアイゼンが脱げるハプニングも。
なんとか雪のエリアまで戻ってきたけども、この土のエリアから雪のエリアに踏み出す所がまた、気温の上昇により雪が溶けかけており、場所によっては踏み抜き・かなりの深さに落下しそうに見えた。
慎重に場所を選んで雪ゾーンに戻り坂を下る。
ここで尻セードといって尻で斜面を滑走する降り方があるらしいが、まあまあきつい斜面である。
尻で降りた跡はいくつも見受けられるが、下手をしたら単なる滑落になりかねない。
また、尻で突起物に突っ込んだりしたり、踏み抜いて穴に落ちたら大変。
前回、磐梯山で帰りスキーあったらいいな、と思い、今回段ボールとゴミ袋(日光市)を持ってきていて、そりみたくして滑れたらな、と思っていたのだが試す勇気もなく、足で下る。
が、これアイゼンなしで靴で滑っても降りれそう(グリセードというらしい)。
雪山は奥が深い。

さて、帰りは運がいいことに転ぶこともなく、1760m地点でアイゼンを外しツボ足で下る。
途中、何か気配を感じて振り返ったら速い下りの人(服装が黒い)で、すわ!熊かと思った!!って声が出ちゃった。

下りを開始したのが10:20、駐車場着が12:44。寂しかった駐車場には14台もの車が停まっていて大盛況だった。
お天気も良く、春霞すらなくくっきり周りの山々、遠方の山まで見えて最高の登山だった。
トラヴァースのきちんとした技術はどこかで学びたいな。

おわり

百名山 29/100 残り71

You may also like...

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

two × one =