サウナの次はこれが来る! 健康は歯から ~歯周病治療のすすめ~





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サウナの次はこれが来る! 健康は歯から ~歯周病治療のすすめ~

これが、いくぶんかインプレッション伸びているので書くことにする。


さて、最近サウナにハマって、毎日安眠健康生活を続けられている。
よく言われることだが、健康はお金では買えない。

不健康になった時に、治療するにはお金がかかる。また、完全に治癒しないこともあるだろう。
そこで、できるだけ健康な状態を保つ、という予防が必要になってくる。

そのなかでもとりわけ、成人すると「歯」のケアがおろそかになりがちである。



日本では、子供のころから「歯医者=恐怖の対象」という刷り込みができてしまっていて、なるべくならお世話になりたくない場所という意識が定着してしまっている。



幼児期に親に連れられて行った、チュイーンと音のする治療室、倒された椅子から見上げるとまぶしく照らすライト、痛かったら手を挙げてねーと淡々と話す医師、すべてが恐怖の記憶のサブセットである。




就職しても、年1回の健康診断では(企業にもよるが)歯科検診が省かれることが多い。



そんな時、突然歯痛が襲ってくる・・・



私が歯医者に行くことになったきっかけは、3年ほど前、飲み会で刺身を食べているときに、子供の頃に詰めた銀歯(およそ25年は経過していたと思われる)がポロリと取れたこと。
いやにじゃりじゃりする刺身だなーと思ったら自分の銀歯を食ってた。


参ったなあと思いながら、翌日会社の近くにある歯医者に電話をかけ、見てもらうことにした。
幸い痛みはないんだが、詰め物が取れて空いた穴に食べかすが詰まりそうで、あきらかによくない。




行った先の歯医者で、こう言われた。


「応急処置にするか、それともちゃんとした処置にするか?」




ちゃんとした処置って、何!?




(続きはこの下に↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓)






その歯医者曰く、「あなたの口は臭い。臭いと言われたことはありませんか? 口の中には多種多様な細菌がいて、善玉・悪玉ごちゃまぜにいる状態。その中でも、悪玉の菌が増えると口臭がきつくなる。また、歯の治療をするにあたっては、治療をする際にできた傷から細菌が入り、細菌が血栓を作りそれが原因で脳卒中などが起きることもある。ちゃんと処置するためには、歯周病の治療からお勧めする。」

要約するとざっとそんなことを言われた。



まず、そうか、俺、口臭かったんだ。という事実の認識。
結婚して信頼のおけるパートナーがいたとしても、なかなかお前の口は臭いと言ってくれるものではない。
ましてや独身一人暮らしとかだと尚更。


そして、口臭が口の中の細菌によるもの、というのも初めて知った。
薄い知識では、口臭は舌の苔によるものだと思っていたので、細菌が原因とは知らなかった。


そしてもう一つ、歯の治療における危険性である。


その歯医者曰く、日本における歯医者の口腔内の細菌に対するケアは相当遅れており、ずさんな歯医者では「ありえない」状態で手術が行われ、それが元で命を落とす例まであるんだと言う。


元気だった人が、脳卒中とかで亡くなり、原因を探ると歯科で歯石を取ったあと、とか、歯の治療をしたあと、なんていうのが結構多くあるらしい。




皆さん、献血はされたことがあるだろうか?


献血できない人のリストにこの文言があることを知っているだろうか。


日本赤十字社サイト 献血をご遠慮いただく場合-http://www.jrc.or.jp/donation/about/refrain/detail_09/


上記リンクから引用:

献血をご遠慮いただく場合-
出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)を受けた方


出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)に関しては、抜歯等により口腔内常在菌が血中に移行し、菌血症になる可能性があるため、治療後3日間は献血をご遠慮いただいています。



そう、歯の治療をすると傷口から口腔内細菌が体内の血管に侵入することは、医療の世界では常識なのであった。


おっかねえ・・・

無知とは、時として自らを死に至らしめる病だ。


ということで、歯周病の治療を先に行うことを決断したのである。

治療前に、口腔内の細菌を採取して顕微鏡で見せられた。
「あ、これいい菌。これが悪い菌。」
悪い菌が一杯いて気持ち悪かった。

2013年当時、歯周病の治療については保険適用外であった。正確に言うと、ジスロマックという歯周病菌を殺す抗生物質が保険がきかず高かった。
ジスロマック(ファイザー製薬)


この薬代+歯石除去施術で、確か6万円くらい払った。
詰め物の入れ直しも入っていたか、ちょっと忘れてしまった。


治療の方法は、処方されたジスロマックを3日間朝晩服用し、抗生物質で満たされているうちに歯石除去を行う。
菌が侵入してもやっつけられる状態にして口腔内の悪玉細菌を駆逐するわけ。




果たして、難なく口臭は改善された。




治療後1週間くらいして、再度口腔内の細菌を顕微鏡で見せてもらったが、治療前にいた悪玉菌がほぼおらず、こんなにも変わるもんかと感心した。


以後、半年に一度は歯の定期メンテナンスを勧められて従っている。こちらも1年2回で合計1万2千円くらい取られるものの、突然の歯の痛みに襲われるよりはよっぽどマシである。
歯科衛生士のお姉さんも可愛いし。


口臭改善以外の効果としては、歯の磨きにくいところや歯垢の溜まりやすいところが分かったり、何より歯磨きの時にブラッシングだけではなく歯間ブラシで歯と歯の間を掃除する癖がついたこと。
歯と歯の間は、歯ブラシでは到底取れない食べカスが入り込むので、歯ブラシ後に一通り歯間ブラシで掃除するととてもスッキリする。
私は、小林製薬の糸ようじを使っている(高いが丈夫)が、医師のおすすめはジョンソン&ジョンソンのデンタルフロスである。
好みに合わせて使ってみてはどうだろう。


で、あたりまえだけど、口腔内の細菌は口腔内の粘膜交換(いわゆるディープキスね)をすると簡単に他人の悪玉細菌を自分の口腔内に持ってこれるから、そういう関係にあるパートナーも含めて治療してもらいましょう。


そういう人がいない方は、できるだけ不特定多数の人との粘膜交換は避けましょう。
まあ、いざいい雰囲気になったらそんなこと構ってられないでしょうけどね。また治療すればいいんじゃない。お幸せに。




最後に、お世話になった歯医者からやっぱり恐ろしいことを聞いたので書いておく。


この、口腔内細菌やら歯周病の話やらがクローズアップされないのって、なんか意図的なものを感じるんだって。
そのお医者さんもテレビの取材とか受けたことがあって、これらの重要性を訴えたはずなのに放送ではカットされてたとか。
「これが広まると、予防が進んで、本来(このことを知らず、予防せずに)死ぬべき高齢者がどんどん生き残って、日本の医療保険の仕組みが立ち行かなくなるから、隠蔽されているんじゃないのかな、と思いましたよ。ハハハ」




金があって、未来も生きていたい若者には、サウナの次に歯のケアを勧めたい。ぜひ。

※都内であれば私がかかった歯医者を紹介できます。私にはキックバックは一円も入りませんが、その医者も客が多くて捌ききれないらしく、このブログに載せることは控えました。
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