10万ツイートに寄せて (俺とTwitter)
10万ツイートに寄せて
使っているアカウントのツイート件数が10万件に達するらしいので、Twitterについて書いてみようと思う。
Twitterは利用開始から8年ちょっと。
2006年からアメリカでサービスを開始したようだが、始めたのは2010年2月から。
Wikiによると日本法人ができたのが2011年なのでそれよりは早かったみたい。
当時のつぶやきを見るために検索窓にコマンドを入れてみる。
From:ryo49_ Since:2010-2-1 Until:2010-12-31
なんと、最初のつぶやきは小倉大賞典に関するものだった。
忘れていたけれど、今の方向性を最初のつぶやきで示していたのだなあ。
始めたきっかけは、流行り始めているらしい、ということと、インターネット上での情報受発信ツールであることという触れ込みを聞いたから。
インターネット上での情報発信は、パソコンおたく少年だった俺はそこそこ歴史が長く、いわゆるインターネットブームの20世紀末、ちょうど社会人になった1997年くらいから自分でホームページなんかを作っては来訪者カウンターの増加に一喜一憂していた世代。
さすがに、中学二年生のころはまだインターネットが一般的ではなかった。無くてよかったとも思う。
ホームページ公開ブームは、契約しているプロバイダ上のページから、CGIを自由に使える無料のホームページスペース提供会社に移行し、主に自作パソコンなどに関することをえんえんと趣味の範囲で作成していた。
だが、ある日無料のホームページサービスは突然の終了予告とともにサービスを閉じてしまう。もちろん利用規約の範囲内で、全く運営側には非がないものの、ゴリゴリに作りこんだCGIやら掲示板の書き込みデータやらはきれいさっぱり無くなってしまった。
2000~2001年くらいの出来事。
「無料のサービスはいつか突然に終わりを迎えることがある」
この時に得た教訓はこれだった。
サービス運営側も霞を食っているわけではないので、無料で提供することと引き換えに得られる事業としての収益がなければ、サービスを維持できないのだ。
(続きはこの下にあります↓↓↓↓)
話はTwitterに戻る。
始めたころは、アメーバピグと合わせたこんなアイコンだった。
Twitterを始めたきっかけのようなものは前述のとおりだが、使い始めて衝撃を受けた。
インターネットのニュースが世の中の1日遅れ、数時間遅れで更新される時代に、世界の誰かが、まさに「今」、つぶやいた情報が即座に受け取れる。
なんだこりゃあ、世界で起きていることが手のひらのスマホで、瞬時にわかる時代になってしまった!
(当時、スマホの普及率はそれほどでもなかったが、デジタルガジェット好きが高じてiPhone3GSを利用していた)
それは、他愛もないつぶやきだったりもしたし、道端で起きてるニュースだったりもした。
でも、一番それが役に立ったのは2011年3月11日。
情報の発信量は今よりごくごく少ないが、いろんな、ニュースでは流れない情報(そしてデマ)もとめどなく流れてくる。
すべて、世界の同じ瞬間に起きていることが。
当時のTwitterのオプションでは、恐ろしいことにデフォルトで位置情報がオンになっていて、「近所のツイートを探す」なんて機能もあった。(記憶)
ストーカー大喜びだよね。
とにもかくにもこのTwitterの仕組みに感銘を受けた俺は次なる使い方、「携帯古事記情報の収集」を思いついた。
携帯古事記を簡単に説明する。
今より総務省の規制が緩くなかったころ、ちょうどMNP(モバイルナンバーポータビリティ。携帯電話番号を、番号を変えずに他社に移動できる制度。2006年に開始)が軌道にのり、各キャリア間が顧客の奪い合いにしのぎを削るようになった。
MNPを行うと現金・商品券キャッシュバックが行われ、ケータイを買うだけでお金が儲かった時代があった。
携帯古事記はそれらを狙って効率よく携帯の契約を行い、利益を得る人たちのことを指す。
「古事記」はもちろん乞食の隠語である。
その全盛期に、古事記は街のケータイショップが発信するキャッシュバック情報・条件をいち早くキャッチし、在庫のあるうちに店舗に行って契約をせねばならなかった。
ニワカ古事記デビューした俺はググると、Twitterが情報収集に効率がよいという知識を得た。
そして、ケータイショップのアカウントをフォローしまくり、どこそこで〇万円のキャッシュバック、条件は〇〇なんていう情報を収集し始めた。
さらにそういう情報を集めていくと、有用な情報を発信している人がいることに気が付いた。
この人たちをフォローしていれば、情報が集まる・・・
もちろん、フォローするだけでなくフォローされることもじわじわと増えてきた。
ケータイ古事記をやりつつ、2008年くらいから始めた競馬のブログの予想をつぶやくことも始めた。
ケータイの人たちは今でも相互フォローで残っている方たちも多い。
消えちゃったけど、ぷいにゅさんと原付さんにはお世話になった。
原付さんはTwitterで知り合って初めてリアルで会った人だった。
(オルフェーブルの凱旋門賞(1回目)のつぶやき)
競馬の方でも、皿屋敷さんが2014年のジャパンカップの時に、打ち上げご一緒にいかがですか、とお声かけ下さってくれてリアルの世界で顔を合わせることになった。
とっても緊張したが、みんな良い方ばかりで、その時お会いした方々は今も相互のやりとりをさせていただいている。
競馬とTwitterは、結構相性がいいんだとその頃から思っている。
競馬(馬券)はまぎれもなくギャンブルで、仕組みからいうと馬券を買う者同士の金の取り合いである。
だけど、競馬の楽しみ方は馬券以外にもいろいろあって、好きな騎手を追っかけるとか、好きな馬を追っかけるとか、引退した馬の子供を応援するとか、様々な楽しみ方がある。
正直なところ、Twitterのフォロワーさんに教えていただくまで、来場ポイントがSuicaやPASMOでつけられるとか、全く知らなかった。
ポイントをためたり抽選でラッキー賞がもらえるとか、中山通いのオヤジ共(俺も含む)は知ってるのだろうか??
そんな気付きや知らないことをTwitterのフォロワーさんから教えてもらえる。
あとはTwitterをとおして、競馬場現地でフォロワーさんとお会いすることが楽しくて仕方がない時期があった。
昨年はおよそ40名超の方々と現地でお会いした。
今年も、相互で、普段からやり取りがある方と同じ競馬場にいる機会があれば、積極的にご挨拶に伺いたい。
Twitterのいいところは、普段のつぶやきや文面やRTでその人の人となりがだいたい掴めること。
人の好さがにじみ出ていたりしたりする。
あとは、普段ぶっ飛んでいるツイートをする人がお会いするとなんか普通の人だったりしたりする。
これまた面白い。
俺は、気に入らない人のツイートは読みたくないから基本フォローしないし、目障りであればガンガンブロックする。
先日もブロック35か条を公開したけど、フィーリングとバランスだと思っている。
35か条に該当する人でフォローしている人ももちろんいる。
それを補って余りある魅力的なツイートをしている人がそう。
ただ、読んでて不快だな・・・という漠然とした印象の方が正しいことが多い。
なかなか、条件の言語化は難しいのである。
35か条の解説を色々しようかとも思ったけど長いし利益も少ないのでやめることにする。
これからも、長く長くサービスを続けていっていただきたいものである。Twitter。
冒頭に述べた、
「無料のサービスはいつか突然に終わりを迎えることがある」
これがTwitterで起きると、ここだけでしか繋がってない人が結構な数いるので、なかなか寂しい余生を過ごさなければならなくなる。
まあLINEとか交換すればいいじゃんという話であるが、TwitterはいいけどLINEはちょっと・・・というハードルの高さがあるのも事実。
3年くらい前から言っているけど、月額100円200円なら、課金してもいいと思っているよ。
ともあれ、10万ツイートをさせていただけた長い期間にわたるサービスの維持には敬意を表したいと思う。
Twitterには、人生の楽しみを何倍にもさせてもらえたという思いがある。
これからも末永いサービスの継続を願って、筆をおく。
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