出雲大社 2日目(鳥取砂丘、皆生温泉、境港、水木しげる記念館、他)
出雲旅行の2日目。
この日の行程は、レンタカーで島根鳥取を巡る人に参考になればなあと思う。
先に書いてしまうと
7:00 出雲出発
9:50 (青山剛昌ふるさと館立ち寄り)
11:00 鳥取砂丘着
13:15 鳥取砂丘出発
15:10 皆生温泉着
16:20 水木しげる記念館着
17:45 大根島着
18:25 宍道湖着
19:20 出雲着
こんな感じ。
ホテルからナビをセットして表示された結果は、3時間48分。斐川ICから米子西ICを通るルートで、高速代金1,390円。
GoogleMapだと2時間50分くらいだったから、そんなに時間かかるか?
と思ったけど、ナビのほうが正しかった。GoogleMapの所要時間は短めに出る。
金曜日の朝の時間帯だからか、出勤ラッシュの時間に遭ったようで道が混む。
途中、宍道湖SAで一服したときは8:00である。
その後も9:10 道の駅 大山恵みの里でトイレ休憩。今日はトイレが近い日だ。
途中、ETCを装備していないのでちょくちょく料金所(2か所ある)で止められ、そのたびに遅い車の後を走らねばならずかなりの時間をロスしたと思う。山陰自動車道はほぼ全区間で1車線で、たまに現れる追い越し車線区間で挽回しないとこの時間では着かないと思う。
大山といえば白バラコーヒー。ということで大山恵みの里では白バラフルーツを購入。
生乳も本当においしい。鳥取に寄ったらぜひ。
出かけたときは奇跡的に晴れていて素晴らしいと思っていたが、大山恵みの里で雨に降られる。
その後も山陰自動車道でワイパー3段階にしないと前が見えないくらいの豪雨。
こりゃー砂丘ついたらどうなるんだろう、、、と心配していたが、降っていたのは山道だけで、鳥取砂丘に着いたら絶好の曇り日和。
というのも、砂丘は砂漠なわけで、ピーカン天気だと38~40℃くらいの体感温度になるらしい。倒れてしまうがな。
鳥取砂丘着が11:00でほぼ4時間の行程だった。
砂丘の駐車料金は500円なり。入場料も兼ねている。良心的な価格だなー。
砂丘を降りて登って、日本海が見える。これは最高の眺め。汗だくだくだけど。
降りるときにそこそこ急な斜面だったが自分だけの足跡をつけて降りきる。
靴の中は砂だらけだが童心に帰って楽しむ。楽しい。
その後はリフトに乗ってお土産センター兼食事処へ。
朝からコンビニ飯少しで運転4時間頑張ったご褒美ということで一番高そうな砂丘海鮮丼を頼む。
見本が立派すぎるのでその落差をネタにでもするか・・と思ったけどそんなことはなかった。
ちゃんとお寿司職人が作っていそうな味で、ボリュームも満足。小食の人には多いかもしれない。
その後、デザートに梨ソフトクリームを食べ、仮眠15分して出発。
13:15に出発して、途中鳥取の地元スーパー「まるごう」に寄る。14:40。
たぶん中山店というところ。
地元ならではのお刺身(トビウオ)とかあったけど、帰りまで多分3時間以上あるしもたないだろうな、、とあきらめ。
お刺身系はおいしそうでした。
あと、この季節どこのスーパーもお店に入ったところにお盆コーナーを設けていて、お菓子やらお供えやらを置いている。
とくにお菓子が多くて、都会から帰ってくる孫のためにお菓子をたくさん買うおばあちゃんの姿が想像できてしまい、ほっこりした。
トイレを借りて買うものもないと悪いのでここでは蒜山酪農カフェオレを買う。これまた濃ゆくておいしい。
その後も車をぶっ飛ばし、次の目的地である境港(妖怪の銅像がならぶ水木しげるロード)を目指すが、途中で聞いたことのある名前の温泉地を発見。「皆生(かいけ)温泉」。
競馬の特別レースで、地名を冠したレース名が結構あるんだけど、「皆生特別」ってレースがあるんだよね。
競馬をやってるひとはこれは「かいけ」とみんな読めるんだなこれが。
皆生温泉、せっかくだからひとっ風呂浴びるかということでサクッとスマホで検索して「汐の湯」を発見。700円(平日大人)でひと風呂浴びられる。
中に入ると、内風呂、サウナ、2階に日本海を見渡せる半露天風呂。
サウナ1セットキメて日本海を見ながら外気浴。これは気持ちよかった。
皆生温泉着が15:10、出発が15:45。
また車を爆走させて境港の水木しげる記念館に着いたのは16:20。入館が16:30締め切りだからどうしよっか?と一瞬悩んだけど入る。大人料金700円。
しかし、閉館時間の17:00までには見終われず、、、一生涯93歳の歴史を見るだけで精一杯だった。
先日訪れた横浜のカップヌードルミュージアムで見た安藤百福の生涯もピンピンコロリで理想の人生であったが、水木しげる先生は戦争で片腕を無くされて、それから紙芝居作家・貸本作家を経て漫画の連載を持つにいたるという生涯。
世界各国を巡り、死ぬまで現役だった。なんと素晴らしいことか。
その後は水木しげるロードを歩きいくつかの銅像を写真に収めた。
野良猫チャンがゲゲゲの女房で語られた言葉の碑に座っていたので撮った写真。
「人生は・・・終わりよければすべてよし」
そうだよなあ。いつか終わりを迎える人生でこれを言ってみたい。
いつ終わるかわからない人生だから、毎日毎秒を全力で過ごす。
昨日の出雲大社のおみくじでもそんなことが書かれていたな。
水木しげるロード近辺の駐車場事情だが、圧倒的に「市営駐車場」が安い。その他民間の駐車場は1日500円という相場。
サクッと寄って見ていくなら市営駐車場をおススメする。
さて、帰りは中海に浮かぶ大根島(だいこんしま と読む)を通って、宍道湖を右手に見ながら帰るルートをとる。
高速を使うほどでもないのでゆるゆると帰る作戦。
これがまた金曜日、帰りの渋滞に巻き込まれた。
まあ車がないと生活できない生活圏だからね。やむをえない。
赤信号で停車するたびに宍道湖と沈みゆく太陽を撮ってみたが、夕暮れ時が一番「映える」ね。
宍道湖は全周45㎞で日本で7番目に大きい湖だそう。
俺が見た中では琵琶湖に次ぐ大きさかな。
そっから一時間ほど、国道9号線をだらだらと渋滞しながらホテルに着く。19:20。
空はまだ明るい。西日本ならではの明るさ。
ロングドライブは終わり、だいたい300㎞くらい走っただろうか。
朝一の3時間50分がいちばんしんどくて(とはいえ運転というのは厭わないので楽しいんだが、なにより老化と病気により尿意の出来に左右されることが多い)、
それからは走っても1時間、2時間弱だったので途中途中のイベントを楽しみながらで非常に楽だった。
毎度思うが、こういうスタイルの旅が続けられるのもたぶん60歳くらいまでだろうな。
それ以降は添乗員付きのツアーのほうが楽なんだろうか、しかし行きたいときにトイレに行けないほうがつらいのでは・・・
1日目はホテルでスーパーの刺身だったので、2日目は夜の街に繰り出す。
出雲市駅の北側に、「代官町」というところがあり、出雲の歓楽街として名を馳せているらしい。
とはいえお姉ちゃんのいる店という感じでもないので、焼き鳥屋か、すし屋か、、、
マップ上で1件ひっそりとやっているすし屋を発見したので意を決して入ってみる。
カウンターに4人組の東京からと思しき先客あり。
店主は不愛想だ。
これはやっちまったかなーと思いつつ、ぶっきらぼうな店主から何か飲む?と言われたので、「ではビールを」とお願い。
「今日はビールばっかりだなあ」と独り言ちながらアサヒスーパードライ中瓶を出してくれる店主。
「鯖?ゲソ?どっちがいい?」と問われたので鯖を選択。
とんとんとんとんと付け合わせのキュウリを切る音がしてほどなくして突き出しの鯖が。
まあまあ美味しい。
「寿司、おまかせで」とお願いしてみた。「好き嫌いはないかい?」「はい」
そっから10分くらい無言の時間が過ぎる、東京からきた客はワイワイ楽しくやっている。
鯖もキュウリも平らげたころに寿司が来た。
おお、これはおいしそう。
店主がビールを頼むのをあまり面白くなさそうに聞こえていたので、まだビールの気分だったが日本酒を頼んでみることにした。
出雲富士。
でかめのコップにドーンと常温で注がれた。
まあ、まろやかでおいしいね。そんなに辛口でもなく。
そうこうしていると東京の客ががやがやとお会計をして出て行った。
寿司1人前とビールを7,8本は開けていたんじゃなかろうか。お代は一人2300円くらいだった。
東京の客もびっくりしていたが、確かにGoogleの口コミ見るとそのような記述があった。
「安価」だという。
東京の客が帰ったので、店主に話を聞いてみた。
「大将、お店はどのくらいやっておられるんですか?」
「40年」「31の時に継いで、2代目だよ」と。
全然そんな歳には見えないんだが・・・
そっから店主のマシンガントークが始まる。
なんだ、案外お話好きなのね。
詳細はここには書けないが、いろんなご苦労をされて、でも本当にこの仕事が好きなんだって伝わってきた。
出雲に来たら寄ってほしいお店。
ただ、細かい衛生面(虫とか)気にしない人向け。
2杯目の日本酒を飲んでこちらもお会計2500円といわれた。安すぎる。
2日目は寿司で満足したんだけど、帰りしなにしじみラーメンの店があったので立ち寄る。
飲んだ後のラーメンは罪だが、しじみのオルニチン効果でまあ二日酔いもないだろう。
ということで2日目は終わり。宿に帰ったらちょうど21:30でドーミーイン名物夜鳴きそばの提供が開始されていて、人が列をなしていた。今日はパス。
22:40には就寝。健康。
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