百名山#30 雲取山 テント泊デビュー
百名山#30 雲取山
2026年5月2日。
ゴールデンウィークは2年ぶりに仕事がない。
したがって山登りをしたいわけだが、さて百名山は日帰りで行ける近場のところはほぼ行ってしまった。
全くノープランで過ごしていた4月28日(火)、なんとは無しに雲取山五十人平のテント場予約を眺めていたら、朝満杯だった予約が空いていた。
まあ2000円なので天候不順やそれ以外の理由で行けなかったとしてもいいや、という気持ちで。
それに先立ち4月最終週の土日は、全く山から離れて過ごしていたが、
時間があると人間ろくなことをしない。
テント泊用の装備を物色してネットでポチポチしてしまっていた。
モンベル ダウンハガー800#0 寝袋
山と道 UL Pad+ 15 寝る用のマット
そして極めつけは、
Kalimor Couger Apex70+ 70ℓザック
二桁万円とまではいかないがポチポチしてしまっていた。
ポチたん・・・
Kalimorは残念ながら5/9の到着ということで、手持ちのマムートリチウム30にテントと寝袋を詰めないといけない。
5/1には寝袋とマットが到着していて、いそいそと詰めてみた。
まあ、マットはさすがに外付けでやむないだろうなと思っていたけど、
30ℓザックには寝袋とテント(これは、近所の2ndストリートで中古で3.6kで買ったBikepakというメーカー不明のテント)を詰めたら、
あとはJetboil以外はほぼ何も入らない。
これ食料も何も無しだな、さすがにそれは無理やろ。
ということで、自宅の狭い狭い寝室兼書斎に敷いている大谷翔平愛用の西川のマットレス、Airの入っていたケースの存在を思い出した。
かなりしっかりした造りのケースである。これにUL Pad+を入れると上下左右にいい塩梅の隙間が生まれるのでそこに食材やらを詰め込もう。
かくしてパッキング完了。
ザックの上部にT型になるように取り付けたら肩幅からはみ出るし危険なので、縦にくっつけることにした。
固定には、車のカバーを固定するのに使っている100均の幅広ゴムロープ2本を用いる。
ぐるぐる巻きし~ちゃうからね!
で、重量を計ってみる。
着衣の生身の人間が71.5kg(全裸だといつも70kgぐらい)、荷をしょっての計測が88.4kg。
16.9kgかあ、、、
結構後ろに引っ張られる感じの重量。
これ、背負って歩くのか?5時間ほど。
正直、百名山をこれまで29座登ってきたがすべて日帰り。荷物の量はたかが知れている。
夏山が第1ステージで、
冬山が第2ステージ。
この物量を背負って歩くのはだいぶ趣が違う。
登山の第3ステージが開幕しそうな気がした。
さて、5月2日は遅い出発。雲取山鴨沢ルートの人気の駐車場は、ゴールデンウィークは前泊の勢いで行かないと場所が取れないだろう。
千葉からなのに3時間近くもかかる東京の端、というか丹波山(たばやま)村営駐車場は山梨県である。
11:50に出発して中央道へ。八王子から先が鬼渋滞だったのでナビは下道を示している。
素直に従い、八王子ICで降り下道50㎞。まあ高速で渋滞するよりましか。
途中13:34にいなげやにより食料調達。が、その先に見たことのないローカルスーパー(TAIRAYAとあと1店名前失念)を見かけちょっと後悔。
15:00には難なく駐車場到着。間違えて登山口を過ぎて左方向に行ってUターンしてきたのは秘密だ。
いい感じに下山者が駐車場を空け始めてくれている。難なく駐車。
この日は車中泊でいなげやで買ったレバー串と豚ヒレカツをビールで流し込みおわり。
2026年5月3日。
朝は目覚ましより早い3:30起床。
いつものナッツ・パン・納豆・ホットコーヒー(特大モバイルバッテリーの電気で沸かす湯)で朝食。
入念に最終パッキングを確認するが、
そういやテント場でビール飲みたいよな。。。。(氷とビール4本、2kg追加)
アタックザックほしいな、、、(家から持ってきた適当なメッセンジャーバッグ追加 1kg)
食料も今思えば何食分やねんというほど
うどん×2
カップヌードル中身を出してziplockに入れたやつ×2(1つたべた)
サトウのごはん的なやつ×2(これは結局食べずに持って帰ってきた)
おでん(同上)
カレーレトルト
日清のフリーズドライごはん(袋にいれて)
せんべい3枚
袋ラーメン1(食べず)
行動食(ドーナツ2、どらやき ドーナツ1つだけ食べた)
ということでおそらくしめて20~21㎏はあったはずの容量。
車から背負った瞬間に
ヤバい
これ背負って5時間歩くのかい???
という感触。
スタート 4:55
これは、ゲームチェンジだ。
今までの登山と全く違うゲーム。
「重たいものを上に運ぶ競技」
になってしまっている。
もちろん、後ろからはガンガン抜かれる。
亀のような歩みである。
大容量ザックにまとめた場合はまた違うんだろうけどバランスや、
腰で明らかに支えられていない感じの違和感。
20分歩いて休憩。
ここまで大容量の荷物ってつらいのか、、、
テント何にするか職場の山ガールに相談していて「軽さは正義」と言われたことの意味がわかった。
人間はなにごとも経験しないと、その身をもって重要なことを知り得ないのである。
それでもこれまで鍛えた身体で、4㎞を1時間半程度で登り、頂上との中間点となるマムシ岩を過ぎ、七ツ石小屋に到着が7:50。
だいたい3時間だね。
七ツ石小屋ではアクエリアスと雲取山の山バッジを買って、つかの間の休憩をし、五十人平を目指す。あと1時間くらいかなーという希望をもちつつ。
YAMAPの記録だと11時になっているが、五十人平テント場着は9:36。途中、ダンシングツリーのところで鹿を目撃。
テントの設営や受付などもあり五十人平で2時間半ほど休憩。
頂上までは1時間とのことなので、アタックザックに水とコーヒー用のサーモス、コーヒーとカップ、行動食を詰めて身軽に行く。
子雲取山着12:32。
サクサク登って雲取山到着が12:50。
荷物が無いってこんなに軽いのか、、、、ということを味わった。
と同時に、9:40五十人平、そこから1時間で頂上なら、危惧していた日帰りは俺の脚力なら何とかなりそうだよな、、、とも思った。
まあ、今日はのんびりテント泊だから、せかせかと帰る必要がないし、何より山でビールを飲むという初体験が待っている。
今まで登山後ビールは車中泊会場まで移動して、という選択しかなかったが、なんと山に登った直後に飲めるビール。
これは最高じゃあるまいか。
最高だった。
ちょっとお高め伊勢角ビールを、自分の手で荷揚げして飲む。
まだちょっと冷えが残ってて一気に飲んでしまった。
かーっテント泊最高かよ!
続いてカレー(レトルト)をジェットボイルで温めて日清のフリーズドライ米で。
スプーンを忘れたので箸で食うが、全くそんな些事が気にならないほど美味い。
なにしろ、そう、暖かい飯というとカップヌードル一択だったけど、別な食事も食べられるんだという新鮮な驚き。
さすがに初回なのでクッカーで調理、というとこまではチャレンジしなかったが。。
さて、日の入りももうすぐ、サンセットを見ながらビールでも、、、
という希望を打ち砕く、風、雨。
14時過ぎにはビールを飲み始めて疲れて寝てしまっていたんだけど、16:00ごろにやってこられた2人組がテントを張るか下山するかで迷っている。
かなり風が強まっている。
山でのサンセット、見られず。
風と雨は強まり、、、、、
時折20m/h級の風が囂々とテントを襲う。
これが夜半から3時前まで続く。
テントは雨漏りし、床が水浸し。
ダウンハガー800#0はさすがに優秀で、首元を出していたら寒かったが、むしろ暑いくらいで、寝る時はモンベルのタイツ一丁で寝ていたくらい。
ただ気温的には体感5~1度だったんじゃないかな。
したがって、熟睡できた記憶なし。
しかし身体は3時過ぎには目覚めてしまう。
この後も天気が回復しなかったらどうしよう。そんな気持ちで周りより早く撤収を開始。
撤収中には雨が上がってきて、風も収まりつつあった。
活動再開は5:55。
荷物はだいぶ頑張って食料を平らげたので減った。
帰りの荷物は多分13~14kgまで減っていたはず。
ビールを冷やしていた氷は、解けた水をプラティパスに補給。
ビールは4本中3本を消費し、350ml缶1つのみ。
パッキングの都合から、テントを30ℓザックから西川Airの方に移動。
再びメインザックに括り付けて下山開始。
時折雨がパラつくため上下レインウェアで降りるが途中ズボンを脱ぎ、上もなくてもなんとかなりそうな降りだったので結局脱ぐ。
途中、長野上田から来られたご夫妻、仙台から来られた70代ソロおじさん(相変わらず全く70代には見えない)とテン泊の暴風雨の話をして危なげなく下山。
あ、最後は甲武信岳を思い出す便意が襲ってきて大変だった。
道の駅たばやまの「のめこいの湯」で3日ぶりくらいの風呂に入り極楽浄土。
テント泊ほろ苦デビュー、
百名山 30 残り70
30% completed.
最近のコメント